1502

関温泉を基地として袴岳と藤巻尾根へ


開 催 日 2015年3月14〜15日
リーダー 後藤
報 告 者 小林(義)
HP制作者 小林(義)
参加者数 10名 (会員9名、ゲスト1名)

 2016年3月の春の全国集会は斑尾。1年前のこのクラブ山行に参加した会員にとっては1年前のこのコースを振り返りながら楽しむ集会となるであろう。
 このコースは妙高山群を熟知している後藤さんが選んでくれたもので、展望とブナ林の雪上散歩という雰囲気に満ちていた。初級者やシニアでも程良い体力で楽しめるところが良く、これから更に高齢化を加える我々が誰でも何時までも楽しめる一つのモデルコースとなると思われる。


1日目 3月14日(土) 袴岳

昨年秋の全国集会の出発地点、タングラムスキー場の上部にある万坂峠から出発。車道から山に入る最初の難関となった3メートルを超す雪壁を上がり、北西方向に山頂まで小さなピークを二つ越えて、上がった三つ目のピークが袴岳の山頂である。
さすが豪雪地帯。車道への上り下りに苦労する 少し上がるとタングラムスキー場の景色が広がる

雪庇状の斜面を乗り越えると妙高方面が目に入る。正面は黒姫山 緩やかな斜面を登り切ると山頂が近い

山頂に上がり、妙高方面の大展望を見ている間もなく、北風とともにガスがあたりを包み込み、今までの快晴から一転悪天候になった。食事もそこそこにして下山にかかる


2日目 3月15日(日) 藤巻尾根

 前日までの予報では今日は曇のち雨。しかし天気如何と窓を開けると昨日同様快晴。斑尾山や昨日登った袴岳がクッキリと朝日に映えていた。
 今日の藤巻山は宿からそのままゲレンデを滑り、8時40分に休暇村妙高の横から林道に入る。急斜面の林道横からの崩落に注意して、間隔をあけて慎重に滑り、小さな沢を渡った所でシールを付けて、9時丁度に急斜面をジグザグに上がる。30分ほどの急登で広い尾根に至った。ここからは妙高の山頂が迫力を持って迫ってくる。昨夜の雪で雪面がダイヤモンドをちりばめたようにキラキラと光っている。
 出発地点から歩くこと2時間ほどでブナ林が疎らになる。急斜面を上ると樹林限界を超えて神奈山に続く無立木の大斜面が現れる。帰りの時間を考慮、標高1430メートル地点で折り返す。

林道から30分ほど上がると展望が開ける 妙高が大迫力

出発地点から歩くこと2時間ほどでブナ林が疎らになる。急斜面を上ると樹林限界を超えて神奈山に続く無立木の大斜面が現れた。上方には先行のシュプールが三筋ある外は荒らすのが勿体ないほどの手つかずの斜面である。帰りの時間を考慮、標高1430メートル地点で折り返すこととして大展望を楽しむ


藤巻山からの展望
北の正面に大きな山容を見せるのは大毛無山(1429メートル) 日本海に落ち込む所に南葉五連山(最高峰重倉山 1029メートル) 容雅山(1499メートル)、後ろに姿を見せるのは不動山(1430メートル)


滑降前に記念撮影

袴岳軌跡。上りは赤、下りは青

藤巻山軌跡。上りは赤、下りは青


コースタイム
袴岳 9:30 出発
10:55 山頂
11:25 滑降開始
12:45 出発地点
藤巻山 8:40 出発
11:40 藤巻尾根1430メートル地点
12:15 滑降開始
14:00 出発地点