クラシックツアールートとして名高い紙すき山牧場を目指した
自然園までゴンドラ。天狗原ヘリポートから紙すき山牧場ルートに入る。数日前の雪が40cmぐらいあり思わぬラッセルを強いられる。風吹大池までは微妙な登りがあり、シールを貼る。箙岳直前からガスが出る。北側の急斜面は条件が良ければ滑ることができるが、視界がないので樹林を下り急斜面基部に滑り込む。蒲原山まではまたもやシール登行となる。蒲原山からはブナ林の中の快適な斜面となるが、モナカ雪とパウダーが交錯し、ゆっくり滑るわけにいかない。四苦八苦しながら下ってゆくと紙すき山牧場が見えてくる。牧場からは林道を適当にショートカットし、最後30分ぐらい歩き来馬温泉着。9時間の行動だった。
BCCの山行に参加していた出江さんパーティーと前後して行動したが、ラッセルとルートファインディングでお世話になった。来馬温泉は鉄分を含んだ温泉。9000円とリーゾナブルながら料亭風料理はなかなかのものだ。翌日タクシーで栂池温泉に戻る。紙すき山牧場はクラシックルートとして有名だが、長いうえシールでの登りも多く、またルートファインディングが難しいので訪れる人は多くないようだ。
なお、厳冬期、北小谷から蒲原山往復はパウダー狙いに人気ルートとのことだ |