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陣馬高原から高尾山尾根歩き

実 施 日 2016年10月2日
リーダー 小林(義)
報 告 者 小林(義)
参加者数 単独行


 若い頃は体力、スタミナ測定として外秩父7峰縦走42キロを良くやったがさすがに77才の今では少しきつい。代わって月並みだが今は陣馬から高尾縦走を良く行っている。日本で一番登られている高尾山、山頂に白馬がスックと立っている陣馬高原は皆さん気軽に良く行かれるが、縦走される方は少ないのではないかと思われる。月並みの山行だが結構距離の長いコースをできるだけ短時間で体力測定を兼ねて春夏秋冬強歩している。
 真夏の低山は体力を使うが、10月ともなれば楽だろうと,今回晴れ間を狙ってヒョコッと訪れたが東京の最高気温が32度と暑さが盛り返して真夏並みの山行となった。

 皆さんもコースはよくご存じなので単なるスナップ写真として見ていただければ幸いである。


JR高尾駅北口のバス停は久しぶりの好天のため沢山の登山者が行列している。8時34分発のバスは臨時が2台出て満員で陣馬下に向かう。私の後ろにもこれぐらい並んでいる。 陣馬下からは和田峠に向かわないで、林道途中からの直登コースをいく。抜かされるのがいやなのでバスを下りてすぐ歩き出したため山頂はまだ閑散としている。
いつもは閉まっている明王峠の小屋も日曜の登山客を当て込んで開いていた。陣馬高原から景信山までは人は少ないが、トレランが多く、音もなく近づいて来るので油断がならない。 数年前から堂所山手前の杉林が伐採されて景色はすっかり変わり堂所山のピークも見られる。うっそうとした杉林からまぶしく広がる伐採地には違和感も。早く植林をして欲しいものである。
景信山まで来ると人はグッと多くなる。高尾山方面や小仏から上がってくる人が多いためである。冷たいビールや氷が売られているが、ここは堪える。 景信山からは高尾山方面の展望が広がる。あまりの暑さに休憩も木陰を探すこととなるが、青空は季節の変化を正確に映し出しもう秋の空である。
小仏峠に相模原の救助隊が怪我をした女性を担架で運んできた。隊員は20名もいる。麓から上がってきたのか。怪我人も待たされたと思う。長雨でぬかるんだ登山道でスリップしたのだろう。 城山の小屋も大盛況。ここは高尾山からやってきた人、小仏峠からきた人が交差する。時間も丁度良く昼食をとっていた。1才のおしめの子が両親に連れられて歩いて上ってきた。
高尾山の頂きは木陰に涼を求める人であふれている。 高尾山口のケーブル駅は人で一杯。この時間から上って暮れなずむ下界を見ながらジョッキを傾ける人も多かろう。

陣馬高原より富士山


コースタイム
8:10  陣馬下出発
9:20  陣馬高原
11:00  景信山
12:10  城山
13:00  高尾山
14:10  京王高尾山口駅

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 船橋の住人である私はいつも自宅を5時に出て、高尾駅北口8:34発のバスに乗るが、東京西部の人なら出発はもっと遅くてよい。
 装備もいらず朝の天気を見て上れる手軽な山である。しかし縦走の距離は長く、それなりに早足で歩けば結構ハードで、本格的な山岳まで定期的に行くのは、という人には健康管理とトレーニングを兼ねて精勤する山としては最高であろう。