P−1704 月山北面縦走

  開催日 2017年4月21日〜23日
リーダー 木村喜代志
報告者 小松崎幸代子
写真/動画 若尾昇
参加者数 7名(会員5名、ゲスト2名

4月21日

 3年前、晴天にもかかわらず強風で月山山頂に行けず、下からその真っ白な優美な姿を恨めしく眺め、それ以来ずっとその山頂を越えて縦走をしたいとの思いをかかえていた。
 もう大勢を引率しての山スキーは荷が重いというリーダーの都合に合う日程で、少人数で案内をしていただけることになった。
 何度か下見をしていただいた折にも、下は晴れでも山頂近くはガスと強風という気難しい山だが、予定の日に幸運にも山頂を越え、ロングコースを滑り、北月山荘にたどりつくことができた。
 長いコースで途中神経を使う場所もあり、疲れたけれども充実したスキーツアーができた。
 これも月山をよく知っている信頼できるリーダーと、晴男、晴女の楽しいメンバーのおかげです。
<コースタイム>
姥沢よりリフト終点 9:10発 月山山頂 11:35-45 八合目小屋(屋根)昼食 12:20-12:45 タケクラベ山手前 
13:40-14:00 北月山荘着15:00 (宿の車送迎)

Google Earth 姥沢から月山山頂を越えて北月山荘までのロングコース
(残雪は実際とは違います)

長いコースで、1枚でははいりきらない
(ここをクリックすると大きな地図になります)
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姥沢、リフト乗り場まで歩く(撮影:沼部) 夏道の南を回り込む(撮影:沼部

N夫妻と南の風景(撮影:小松崎) 1700m付近から姥が岳方面の尾根を望む

稜線に出る前、クトーなしで登れた 岩氷

山頂手前の広い稜線より、月山南面、通称鍛治屋敷を望む(撮影:小松崎)

風を避けて休憩(撮影:沼部 山頂も間近、なだらかな広い尾根(撮影:沼部

月山山頂 小屋、神社はまだ屋根だけ  (撮影:小松崎

強風の山頂でシールをはずす ぶれない動画撮影のW氏(撮影:沼部

いよいよ山頂から北面に滑り出す 広い北面斜面から月山山頂を望む

新雪の白い部分はストップ雪 大斜面を滑る

リーダー、SLははるか下を快調に下る 8合目の小屋でランチ

細い斜面を横滑りで注意深く降りる 雪庇を避け藪をぬけてほっと一息

950mあたりから林の中

550m地点、終点まであと200m高度差 北月山荘まで雪が残っていた

 リーダーによると、今年の積雪は例年並みか少し少ない感じだが最近の降雪不足で多く感じたそうで、山頂神社や八合目小屋の屋根の出具合からすると最近、5,6年でもっとも多かったそうである。
 北月山荘に下ると車を回すのが問題になるが、今回は宿泊した「かしわや」のご主人が片道1時間以上かけて迎えにきて下さり感謝。


最後部の遅いスキーヤー(私です)を護りながらの動画撮影で先頭を駆け抜けるL,SLの姿が入らず残念だが
雄大なロングコースの様子がわかる。動画がぶれないのは撮影者W氏の滑りの技術によるそうです。

4月22日

もし、晴天なら紫灯森から湯殿山スキー場に抜けるコースを行く予定だったが、
上部はあまり天気がよくなく、前日の月山越えで全員ツアーを堪能した感があり、この日は午前中は気軽に、
リフト上から志津温泉に下る清水コースを滑って楽しんだ。リフトトップはカリカリの状態だったが、
斜面は滑りやすい雪で滑降を楽しめた。下のブナ林の雰囲気もよかった

フトの東面の斜面、後傾がはっきり 気分は最高

この日は後ろを滑って下さる地元のK氏 スキーイントラ出身のN氏の滑りはさすが

東側を望む(撮影:小松崎 前日は撮る余裕のなかったメンバーの写真

姥沢から志津温泉にぬける清水コース ブナ林の雰囲気がよい


この日は後ろは地元Kさんに護っていただき、Wカメラマンは先頭集団を追った

 午前、清水コースを滑り、志津温泉の宿にいったんもどり、午後はKリーダーのお気に入りの湯殿山神社奥社まで雪上散歩することになった。
 車で入り口まで行ったが、車道は除雪されていたが一般車は通行止めで、そこからシールで歩き出した。
 車道が除雪されていないときは奥社までたどりつけたとのことだが、途中で車道への段差があり、ロープを出してまではということで、そこから引き返した。
 往きは結構斜面を登ったが帰りはゆるやかな林の中を楽しく滑って戻れた。写真はないが俯瞰図とGPS画像のみ紹介。

湯殿山奥社まではたどりつけなかったがブナ林逍遥を楽しめた
(積雪は当日のものではありません)

GPS図

4月23日

23日は予備日として取っていたが、21日に月山を越えることができ、全員満足で朝から帰路についた。
この日は月山スキー場で大会があるとのことであるが宿の外は朝8時頃雪が舞っていた。