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利尻岳を滑る (オチウシナイ稜

実 施 日 2009年4月24日
リーダー 早川(滉)
報 告 者 山口
HP制作者 西田
参加者数 2名 (会員2名)

利尻岳は、国土地理院では利尻山(りしりざん)という名称がつけられているほか、「利尻富士」とも呼ばれる。 標高は1,721mで、我が国の最北で最高の山である。

今回は、鴛泊側から登ってオチウシナイ稜を滑降する。オチウシナイ稜は、頂上直下より派生する尾根で、ローソク岩、大槍等のエギュー群や痩せ尾根の多い利尻岳にあっては唯一の登り返しの全くないスキー向きの尾根ルートになっている。

前日までの雪交じりの強風もピタリと止んで絶好の天気。 寒気の影響で気温は低いため、登りは殆どアイスバーンの斜面。 鴛泊側の谷筋から尾根への登りにはクトーを効果的に使い、尾根上に出てからはスキーを担いでアイゼンで快適に登る。 長官山から北稜を更に登ってから東北面の雪面をトラバースしてオチウシナイ稜の上部に出る。 ここから複雑な地形を右側にトラバース気味にルートを取りながら、オチウシナイ稜を滑降。 旧大空沢(現オチウシナイ沢)の林道に下りる。

今回の滑降ルートは、全体的にスキー滑降に適した斜面であるが、ガスっているとルート選択が非常に難しくになるものと思われる。


利尻岳概念図 (赤い破線はルート)

フェリーから利尻岳を望む 正面がオチウシナイ稜

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鴛泊側の谷から長官山に至る尾根を望む スキー登行で尾根に取り付く

尾根上から利尻岳の西側を望む
上部の光っているのはアイスバーン、スキーを履く場所がなくて苦労した。右スカイラインは沓形稜

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長官山への尾根にて(左 早川(滉)、右 山口)

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利尻岳の東北面 東北面の雪面から下るコースを望む

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オチウシナイ稜の上部を滑る 気温も上がって前日に降った新雪が腐り始めたところを滑る

オチウシナイ沢の源頭部 左スカイラインは東北稜

帰りの船から見た利尻岳(滑降ルートが正面に見える)