開催日 2025.1.17(金)~1.19(日)
参加者 9名(会員8名・会員外1名)
須々田(L)・高野(SL)・伊藤・柏木・中山・佐藤・三宅・上野・太田
報告者 太田雄三
報告日 2025.01.21
今年の青森は記録的な積雪で八甲田山の酸ヶ湯では積雪が4mに達しようとしていた。不安と期待の山行開始であった。
17日、レンタカーで雪の廊下となった道路を南下しベースとなる酸ヶ湯温泉に到着。

天気は悪く、ロープウェイも運休していた。湯治と楽しい夕食で過ごす。

食後も懇親会がつづく。美味しいお酒と楽しい話で大いに盛り上がった。
.jpg)
翌日は相変わらずの降雪である。午後から雪もやむとの予報で仙人岱ヒュッテ経由で硫黄岳を目指すことにする。

地獄湯の沢までは樹林帯で風もない。先行者のトレースがあり順調に進む。
.jpg)
地獄湯の沢からの登りは風も強くなってきた。視界も効かず仙人岱ヒュッテへの辛い登りとなった。視界もなく、近くにあるはずの仙人岱ヒュッテが見つからず難儀をした。
小屋の2階から入り、ストーブのたかれていた室内で安堵する。行動食を摂って出発することにしたがもちろんこの悪天候下では硫黄岳は中止し、往路を下ることとした。

小屋を出ると再び厳しい風雪の世界となる。厳しい厳冬期の八甲田を思い知った。沢から樹林帯に入ればトレース通りに快適に滑り、酸ヶ湯温泉に下山することが出来た。

最終日、雪は止み青空が見える。車で取り付き点の城ヶ倉大橋まで移動する。

取り付き地点は城ヶ倉大橋からであった。先行者の後を登ってみると橋から雪庇が張り出しており、肝を冷やした。雪庇が落ちたらただでは済みそうもない。

横岳手前の逆川岳へ樹林帯の中を進む。昨日の天気が嘘のような晴れ間で振り返ると青森市内や陸奥湾、岩木山などが見えた。

逆川岳手前の1115m地点で行程を止める。帰りの電車・飛行機の時間もあり残念だがここまでとする。樹氷が広がり素晴らしい展望であった、この景色が見れただけでも今回の八甲田は大成功であった。

八甲田をバックに全員で記念撮影。

樹氷越しに岩木山を望む。岩木山で4月下旬に会山行が企画されている。これも楽しみである。

今回の八甲田山では厳冬の厳しさ、温泉での癒し、皆との楽しい語らい、美味しいお酒、ご褒美の大展望とあっという間の3日間であった。青森在住のリーダー須々田さんには企画~宿の手配そのたもろもろ・・・と大変お世話になった。
この場をお借りして厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
仙人袋ヒュッテから地獄沢までが、たいへん遠かった。
厳しい冬山でしたが、樹氷も素晴らしかった。
そして、ナメタガレイの煮つけも豊盃も美味しかった。
八甲田、いいね。
もう羨ましく、素晴らしい山行の模様、ありがとうございます。皆様お疲れ様です!