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2010年 春の全国集会 (蔵王高原)

開 催 日 2010年3月27日〜28日
運営責任者 益崎
行動総指揮 中川、千石
HPまとめ 西田
参加者数 51名
(メンバ43名、ゲスト6名、宮城支部2名)

アルパインスキークラブの2010年春の全国集会は、蔵王高原で開催された。 遠刈田温泉の宮城蔵王ロイヤルホテルに宿を取り、26日に前泊する人、27日朝に到着する人、合わせて36人がオプション企画の不忘山にスキー登山した。 その夜は、ホテルでの懇親会で再会を懐かしんだ。 28日は、刈田岳往復コース(21名)と蔵王越えコース(30名)に分れて、山スキーを楽しんだ。



3月27日 不忘山往復コース

開 催 日 2010年3月27日
リーダー 中川班 : L中川、SL木村(喜)
益崎班 : L益崎、SL竹越
安井班 : L安井、SL中山
荻野班 : L荻野、SL日出平
千石班 : L千石、SL千葉
細川班 : L細川、SL田中
HP制作 西田
写真協力 野口
参加者数 36名


不忘山(ふぼうやま)往復コースは、本番の蔵王越え・刈田岳往復コースの前日に、オプション企画として行われた。36名が6班に編成され、一部途中リタイヤ組を除き、頂上に到達した。強風とウインドパックされた雪に悩まされたが、長い滑降を楽しむことができた。

みやぎ蔵王白石スキー場スキーセンター発9:15→スキーデポ12:15→不忘山山頂(1705m)着12:32→出発12:40→スキーセンター着14:07

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続々と車でみやぎ蔵王白石スキー場に向かう 閉鎖しているスキー場で班ごとにブリーフィングとビーコンのチェック

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最初からシールを付けて登り始める 1時間余り登るとブッシュ越しに不忘山の頂上らしい山が見え始める

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やせ尾根の登りになる。天候が悪化し、風が強い。 振り返ると、下界の展望はある

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スキー板をデポしてやせた山稜を行く

デポ地から15分で不忘山山頂に着いた


この時一緒に登頂した18名の山頂での記念写真。山頂は狭く、風が強かった。
写真を撮ってくれた男女はアンザイレンをしていた。写真を撮ったら、飲まず食わで、即、下山。


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下山。行きはよいよい(でもなかったが)、帰りは恐い 板を履けば颯爽と!

朝到着班が続々と登ってきた。登る4名と下る2名が挨拶を交わしてすれ違う


不忘山往復コースのGPS軌跡  ━ 登り、  下り  (データ提供:益崎)




3月27日 懇 親 会

開 催 日 2010年3月27日
司  会 中川
HP制作者 藪田
参加者数 48名

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懇親会は、宮本代表と益崎幹事長(写真)の挨拶、小松原さんの乾杯で始まった

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豪華な料理と旨い酒で、懇親会は2次会まで続いた


3月28日 出発前にホテル玄関で集合写真

遠刈田温泉・宮城蔵王ロイヤルホテルの玄関で、朝出発前に集合写真   (撮影 小松原



3月28日 刈田岳往復コース

開 催 日 2010年3月28日
リーダー 木村班 : L木村(喜)、SL齊藤(健)
竹越班 : L竹越、   SL清野
HP制作者 高井(紀
参加者数 21名

刈田岳往復コースは竹越班と木村班の2班編成された。両班共に全員が頂上に到達。この時期としては前夜の恵みの雪がもたらした上質の雪の斜面を楽しみつつ下った。視界は良くなかったが、細かく立てられているポールを目印に滑り、皆が満足したスキー山行であった。

澄川ゲレンデ・リフト発9:00→リフト終点着9:20→出発9:35→刈田岳山頂(1758m)着11:45→出発12:15→ゲレンデ下着13:15

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山頂まで行く雪上車ワイルドモンスターもある(\3,000/回) 我々はシールをつけて出発

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蔵王エコーラインの除雪車稼働中の道路を越えて進む ポールに沿ってコースを取る。前を行く竹越班

ガスが切れると素晴らしい景色が展開する。手前:五色岳 後:馬の背から熊野岳

頂上で刈田嶺神社をバックに木村班の記念撮影

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視界は悪いが風はないのでリラックスする。 リーダーに付いて降りはじめる

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狭い尾根をポールに沿って慎重に滑る 木も疎らで雪は良し。この時期にこんなスキーが出来るなんて!

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ポールの周りもこんな広い 楽しい滑りはほぼ終了。後はスキー場に向かって降りるだけ〜楽しかった!

刈田岳往復コースのGPS軌跡  ━ 登り、  下り  (データ提供:高井(紀))



3月28日 蔵王越えコース


開 催 日 2010年3月28日
リーダー 荻野班 : L荻野、SL木下
中川班 : L中川、SL中村
益崎班 : L益崎、SL田中
細川班 : L細川、SL村松
安井班 : L安井、SL千石
HP制作者 野口
写真協力 梅津、荻野、中川、小林
参加者数 30名

前日のブリーフィングでは、好天は見込めず、蔵王越えは絶望的に思われた。それで、安心して(?)夜遅くまで飲んでいた人もいたようである。当日は8時少し前にバスで蔵王ロイヤルホテルを出発。宮城蔵王の澄川スキー場へ向かう。30分ほどで到着した。


澄川ゲレンデ・リフト8:50→リフト終点着9:20→シールを付けて出発9:30→刈田岳山頂(1758m)着11:04→出発11:45
熊野岳山頂発13:20→地蔵岳から滑降開始14:15→ゲレンデ山麓着14:40→バスで宮城蔵王ロイヤルホテル着16:08

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9時前からリフト乗り場に並ぶ
50人のパーティーの迫力に押されてか、早めにリフトを動かしてくれた

リフトを乗り継いで第3リフト終点へ(1380m)
50名がシールをつける光景も壮観。


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最初はしばらく林道を行く それから山道に入る。後方に見えるのは後烏帽子岳。

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前方に刈田岳が見えた。雪が少なそう。

後続部隊も続々と


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お釜がみえた。刈田岳の右手の尾根が馬の背だ。 上の方はアイスバーンの斜面

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刈田岳山頂(1758m)に着く。山頂は凍てつく寒さ。風をよけて刈田嶺神社の軒下で一休み。
昨シーズンの12月末に来たときは展望がすばらしかったが、風も強かった。それに比べると、今回は展望はないが、
風はそのときほど強くなかった。蔵王越えの決定がなされる。時間的余裕があるので熊野岳山頂にも寄るとのこと。
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奥之宮の木札
刈田岳山頂の標識
 

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刈田嶺神社の鳥居の前で集合写真を撮って、いざ出発!
 
 
 
 
 

ホワイトアウトの馬の背を、北へ隊列をなして行く。馬の背はほとんど高低差を感じない広大な尾根道で、迷ったら大変そうだが、道脇にはずっと、ポールが立っている。ポールに沿って歩いていけば迷うことはない。逆説的に言うと、このコースはホワイトアウト向け。強風で有名なコースで、ポールのエビの尻尾が見事。風は弱くはないが、耐風姿勢をとるほど強くはなかった。


熊野岳山頂(1841m)で、全員で集合写真。お堂が背後に写っているはずだったが・・・。
ここで初めてシールをはがした。滑降開始!

ポールのところまで戻ってから、地蔵山方面へ向かう。1700mのコルまで下ってから、板を手に持って地蔵山の東手前1735mのピークに登った。結構、しんどかった。そこから板を履いて、下る。ポールを巻く人の姿が、右に左に続く。

肩まで雪に埋没したお地蔵様の周囲で集合写真。14:15、ゲレンデ滑降開始。20分で山麓に着いた。
手配されていたバスで宮城蔵王ロイヤルホテルへ向かう。16:08、帰着。

                     蔵王越えコースのGPS軌跡  (データ提供:益崎)     スクロールしてご覧下さい→



80歳以上2名を含む平均年齢68歳の51名が参加した日本山岳会アルペンスキークラブの2010年春の全国集会は、無事終了した。  ツアーの下見、当日のガイドなど、いろいろとご支援下さった宮城支部の皆さん始め関係者の皆さんに、心から感謝します。