C-1607
巻機山と柄沢山
巻機山の藪に難渋し、柄沢山のパウダーをエンジョーイ

開 催 日 2016年3月20〜21日
リーダー 安井
報 告 者 野口
参加者数 会員5名

前日に清水の民宿やまごに集合。夕食は山菜のてんぷらなど、ご馳走で、お酒まで頂戴した。宿のご主人によると、雪は例年より1〜2m少ないとのこと。米子沢は、「もう割れているのでやめた方がよい」といわれ、井戸尾根往復の予定にした

2016320日(日
巻機山 ―藪に辟易―

7:30、民宿やまご出発。12時頃、樹林帯を抜けて、尾根に出た。風が強い。ただ白いばかりで、雪酔いしそう。進むにつれて、雪面は固くなり、風も強さを増した。12:25、1引き返すことにする(標高1612m)。今日、登った登山者の中では一番高い所まで来たと思われた。12:40、下山開始。井戸の壁から横滑りを主体に難行苦行してずり落ちて行った。後半はようやく滑れる状態になった。14:30、やまご帰着

7:30、小雨の中、やまごを出発 8:20、米子沢の橋を渡る

井戸尾根(735m)入ると藪、藪、藪 1000、井戸の壁で板を脱いで担いでツボ足になる

12:40、滑降開始 カリカリながら滑れる

満足げに一息入れる 樹林の中を滑降

樹林の中へ続く 藪に苦労

やまごのディナー。山菜が特に美味 ホットワックスがけ

GPSデータ

2016321日(1月
柄沢山―谷間の新雪滑降を堪能

雪が降っていたが、予定通りに7:30、やまご出発。宿のおじさんが除雪点まで車で送ってくれた

7:50、除雪点(標高600m弱)を出発 広い涸沢を遡行。
堰堤までは水流があるが下流で伏流になっているそうだ

9:10、二番目の堰堤を乗り越す 堰堤を下る

沢が割れている 若者が渡渉して行った

我らも渡渉する 11時過ぎ、なめ滝が見える

谷は傾斜を増し、キックターンをしながら登り上げていく 上の二俣で若者2名が休んでいた

11:45、上の二俣(1370m)着。左俣も右俣もここからさらに傾斜を増していた。右俣は柄沢山山頂(1900m)直下へ出るルート、左俣は北側の稜線に出るルート。
しかし、予定していた左俣はデブリが堆積していた。ガスで視界もないので、下ることにした

左俣のデブリ あたかもデブリランド

一瞬見えた青空の光景は絵画的で神々しかった

12:10、滑降開始 下るにつれて傾斜が緩んだ

アイスバーンの上にパウダーで、気持ちよく滑れた  満足、満足

樹林の中を滑降 渡渉はすんだけれどスノウブリッジは危うげ

林道を滑っていくと空が晴れて、青空が見えてきた 下流では雪が割れた沢底は涸れている

GPSデータ

12:50、除雪点帰着。やまごで甘酒とぶり大根の煮物が供されて、とてもおいしかった。
柄沢山は上越らしい広い谷を遡行するルートで、藪漕ぎはゼロ、この時期としては貴重なパウダーが滑れた。
もっと登られて、もっと滑られる価値のある山と思った。巻機山のウサを晴らして、なお余りあるツアーだった