C-1608
秋の全国集会 鎌ケ岳

開 催 日 2016年10月29〜30日
リーダー 小山
報 告 者 小林(義)
HP制作者 小林(義)
参加者数 24名 (会員24名)

 2016年秋の全国集会は鈴鹿山系の鎌ケ岳、前日のオプション山行は御在所岳で行われた。南北50キロの山系を連ねる鈴鹿山脈は花崗岩を主体とする峻険な山容で知られ、そのアルペン的な雰囲気は関西の岳人を引きつけているが、関東以北の人には以外と知られていない。
 10月28日に前泊した会員と翌早朝にマイカーで駆けつけた会員が29日に御在所岳にむかい、集会当日の30日には伊勢湾からその鋭鋒がよく見える鎌ケ岳へ登った。


左稜線が29日の一の谷新道。右稜線が30日の長石尾根(ロープウエイ駅から11月7日撮影)


 1日目 10月29日 御在所岳(オプション山行)

 A班一の谷コース14名とB班武平峠コース2名に分かれて登山。一の谷コースは急坂の連続で標高差670メートルのコースとしてはきつい。武平峠コースは途中岩場もあるが主稜線を行く標高差400メートルと高齢者向きである。
 急坂を上りきると麓からは想像もつかない広い空き地があり、スキー場の施設もあった。山頂直下で風を避けながら休んでいるとBコース組が上ってきて目出度くドッキング。

A
宿は渓流に面した静かな場所にある 2161メートルのロープウエイ
明日登る鎌ケ岳のピラミダルな山容が良く見える
先行者の足の裏が見えるような急登が続く
これは険しい 岩壁に映える紅葉がきれい
紅葉 紅葉
急坂を上りきると平坦な山頂部分となる。ロープウエイで上がれるのでここは登山客と行楽客が入り乱れる。風が冷たい。 ロープウエイで到着した行楽客はリフトで山頂に至る。山頂部分は意外に広く小さなスキーゲレンデもある
山頂部分はなだらかな草原。冬にはスキー場となる。
山頂で休憩していると武平峠からのBコース組が上ってきた
武平峠への下りはガラガラの岩場 下るにつれ鎌ケ岳がその存在感を増してくる
御在所岳で全員写真

10月29日 宴会前のプレ二次会

予定では下山、宿着は午後3時半だったが、コースタイム通り順調に上ったので宿には13:30に帰り着いた。早速風呂で汗を流し当日宿についた会員も順次加わりプレ二次会として大いに盛り上がった。


10月29日 談話会

プレ二次会は17:20でお開きとして再び入浴などで休憩とし、18:00から東海支部佐野もと事務局長から東海支部のこと、支部の山スキークラブのこと、当地の山スキーエリアのことなど興味深い話を頂いた。



10月29日 宴会

宴会は場を替えて大広間にて高原代表、小山幹事長の挨拶、小松原前代表の乾杯で始まった。



  2日目 
 10月30日
鎌ケ岳

今日も厳しいコースであり、長石尾根を上るAコース組15名は宿を7:45に出発し、武平峠から上がるBコースゆっくり組は8:45の出発となった。山頂へはA,Bコース全く同時に着いた。

バスを下りてすぐ渡渉地点。水量が少なく難なく渡れた。 渡渉が終わるといきなり急登。先が思いやられる
木々の間から御在所岳が見える。昨日の登山道は鉄塔下の尾根筋 目の前にはこれから行く鎌ケ岳が立ちはだかる。堂々たる      風格である。
   老年期、花崗岩質の山だけに急坂の他、ガレ場もある 武平峠からの登山道が近づいてくる
伊勢湾方面に開けた景色を眺める 鎌ケ岳から甲賀市方面
鎌ケ岳からの下りも相当のもの 下ってきた鎌ケ岳を振り返る。紅葉もきれい。

Aコース、Bコース鎌ケ岳山頂に全く同時に着いて全員写真


鎌ケ岳頂上からの展望
北側 今回冬型季節風に伴う雲が湧いていたので昨年11月に撮った写真を掲載。御在所岳の西にある雨乞岳(1237メートル)。その左は綿向山(1110メートル)。
鈴鹿の最高峰は御池岳(1247メートル)。因みに鈴鹿山脈の盟主御在所岳は1209メートル。御在所岳には琵琶湖の展望台もある。
南側 ナイフリッジになっているのは鎌尾根。アップダウンが激しく、岩の崩落で厳しい縦走だそうだ。