C1705
霧ヶ峰逍遥と雪上レストラン

開 催 日 2017年2月25日〜26日
リーダー 高橋保夫
報 告 者 野口いづみ
参加者数 5名 (会員4名、ゲスト1名)

久しぶりに2月の霧ヶ峰へ行くことになった。例会で福岡さんから案内された、牧野シェフのお料理を雪上で賞味するという趣向に心誘われた。以前、成城ヒュッテで食べさせていただいたポトフの味を思い出して、舌なめずりをして参加することにしたわけだ。前夜、沢渡のヒュッテジャベルに入った。

2月25日

9:30、出発。ヒュッテジャベル裏の林を登る 尾根に出ると景色が良い

前方に鉢伏山。来年はあれに登るなどのプランも(?) 中央アルプスの山並み。右に木曽駒と宝剣、
左は木曽殿乗越の落ち込みと空木

西に御嶽、乗鞍が白い 雪知らず沢の広大な雪原。
10:50、シールを外す。沢底にドロップイン

ダテカンバの樹影が投影されたそばがレストランになる 我らはテーブルと溝づくりに、牧野シェフは料理に

まずはシナモンやクローブで仕込んだホット赤ワインで乾杯 無風で絶好の小春日和です

前菜はトマトの上にモッツレアチーズなど アヒージョ:小エビとマッシュルームのオリーブオイル煮

メインディッシュは岩手の地鶏鍋 かんずりとポン酢で賞味。重い腰を上げて出発

14:00、北の耳(1836m)に着くと浅間が噴火していた

八ヶ岳が見事に一望された。左から蓼科山、天狗、横岳、硫黄、赤岳、阿弥陀、権現、西岳、編笠

14:30、北アルプスに向かって滑降。左に前穂高、その右に常念岳の三角錐、爺が岳、鹿島の双耳峰の左半分

雪知らず沢の源頭を右から南へ巻くように進む。
車山とドームが見える
展望が良い。高橋リーダーの素晴らしいコース取り

1792mのピーク(通称ジャベル峰)の東の、夏道の三差路に下る
山頂とは思えない広大な雪原に標識が黒く小さくたたずんでいた

夕食後、暖炉の前で 1日目の行程。移動距離4.3q

2月26日

今日も快晴。10:00、ヒュッテジャベルを出発 通称ジャベルゲレンデを登った。昨日より雲が多い

鹿除け柵の手前で終了 しかし、柵には網も鉄条網もなく、通過して車山の肩へ

車山の肩(1817m)から車山の山頂と白いドームが見える ドローンを操作している人がいた

11:00、滑降開始。スキー場跡はさすがに滑りやすい 昨日登った北の耳も見える

11:15、ヒュッテ帰着。高橋さんのピザを賞味して出発 2日目の行程


 深田久弥は、
『山には登る山と遊ぶ山とがある。前者は息を切らし汗を流し、ようやくその頂上に辿り着いて快哉を叫ぶという風であり、後者は歌でも歌いながら気ままに歩く。もちろん山だから登りはあるが・・・。 それは豊かな地の起伏と広濶な展望を持った高原状の山であらねばならない。霧ヶ峰はその代表的なものの一つである…』。
 というわけで、グルメに逍遥と、まったりした贅沢なひと時を楽しんだ週末だった。
 なお、詳しい記録は“山ボケ猫のブログ”(http://plaza.rakuten.co.jp/yamabokesya/diary/201701250000/)をご覧ください