C-2202 「裏天狗」「金山沢」
〜映像記録を中心に〜

  開催日 2022年4月2日〜3日
リーダー 村松哲彦
報告者 村松哲彦
参加者 8名(会員8名)
報告日 2022/04/08

 2日とも好天と雪質に恵まれ、手ごたえのある時を過ごすことができた。「裏天狗」とは、「山スキールート212」(2018年、山と渓谷社)にも出てくる名称で、白馬乗鞍岳・天狗原の台地東端から裏鵯峰の谷に飛び込むコースを指す。金山沢は小蓮華岳直下を源頭とするロングコース。今回はメンバーが頭上に装着したinsta360カメラなどで映像を撮影編集したので、その労作を中心にした記録である。今回、完走することができ、おてんとうさまの巡りの良さにかさねがさね感謝である。

4月2日 (土)裏天狗

 朝、ジャンプ大会の関係か混み合う栂池スキー場ゴンドラリフトには長蛇の列ができていたが、なんとか乗り込み、栂池ロープウエイを乗り継ぎ、自然園駅に出た。まぶしい快晴の朝、天狗原の東端に向かう。ほぼ無風で暑く、途中で給水タイムを何度もとる。シールだけで登り上げた天狗原から山の神尾根取り付き付近でドロップイン。

動画1 快晴の中、天狗原から裏鵯峰の谷へ (YouTube 35分)

動画2 別カメラでの映像 (YouTube 3分)

(1) 天狗原に到着

(2) 天狗原東端からの眺め

ルート図(4/2) 裏天狗

4月3日 (土)金山沢

 この日は天気が崩れ始める予報だったが、栂池自然園駅から自然園を抜けて滑り出し地点の2301m台地へ。水を飲み休み休み登り上げた台地では、折よく晴れ間が広がり、雄大な白馬連山、広大な谷間を見ながら滑り出すことができた。雪質は快適なザラメ。両側からのデブリや途中のクレバスもあったが、なにぶん谷が大きいので苦にならない。標高差約1000m、至福のときはあっという間に過ぎた。金山沢出口の狭いノド部分は、いつものように右岸壁からのデブリブロックで埋められていたが、左岸斜面を慎重に通過。大雪渓下部で雪に埋まった松川を渡り右岸に乗り上げてランチタイム。あとは疲れた足をだましだまし滑り、長い林道をたどって午後2時には二股に滑り込んだ。充実感を味わうことができた2日間のフィナーレだった。

動画3 この日も天気に恵まれ広大な谷間を満喫 (YouTube 37分)

(3) 2301m台地着

(4) 晴れ間が出る

ルート図(4/3) 金山沢