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神楽中尾根を滑る

  開催日 2021年3月12日(金)
参加者 2名(会員2名)
報告者 伊藤謙二
報告日 2021/03/13

 年齢と天候は人を待ってくれない。しかも昨春からのコロナ禍で行動が制限されている中、いつまで山スキーが出来るのかという焦りも出てくる。五体無事で天気が良い日を見逃すわけにはゆかないというわけで「てんくら」の登山情報を見て3月12日の日帰りで神楽中尾根へ行くことにした。

山行概要

 3月12日早朝に都心を出発し赤城高原SAで軽い朝食を済ませ、かぐらみつまたスキー場の駐車場に向かう。週日なので駐車料金は取られない。シニア1日券を購入しロープウエイに乗り込む前にゲートの大きなスクリーンで各人の体温がチェックされ、乗車後もマスクは絶対に外さずに仲間同士の会話も極力するなとアナウンスされる。ロープウエイ、リフト、ゴンドラを乗り継ぎ和田小屋前に到着。予報通り風は殆どない。但し曇天で太陽が顔を見せてくれない。
 かぐら第一高速リフトで田代連絡コースとの分岐点の前まで行くとネットが張ってある。係員によればかぐら第五ロマンスリフトは9時半からしか運転しないという。第五リフトの上で登山計画書の内容とビーコンチェックがあった。例年よりかなり厳しくなってきている。単独の男性と女性を含む5〜6人の混成パーテイが我々の後に続く。神楽稜線までの1時間足らずのスキンアップで小汗をかく。予報通り風は吹いても精々3〜4メートル程度。予報の登山指数A通りの天気である。
 曇天の下での苗場山を仰ぎながらシールを外し早速滑走モードとするが、雪面がガリガリである。昨年のクラブ山行の時よりも固い。木村さんの先導でとにかく転倒しない様に慎重に下る。あっというまに和田小屋近く迄、降りてしまったので密を避ける為、オープンエアーの中で静かにランチをとる。そして無事下山したことをスキー場事務所に連絡してからあっという間に半日のツアーを無事終えることが出来た。もはやパウダーを味わうには時期がおそいので春のザラメ状態になったら再度来たいものである。

(1) 神楽稜線上に出て苗場山を仰ぎながらシールを外す

(2) これがパウダーなら天国だと思う斜面を眺めながらバリバリの雪面に苦労する

(3) 和田小屋がすぐ近くになった

ルート図
国土地理院WEB
登行図