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森吉山

  開催日 2021年2月11日〜14日
参加者 4名(会員4名)
報告者 大友裕美
報告日 2021/03/30

 秋田森吉山は初めてである。樹氷が有名のようで、スノーシュー登山者も多くいた。初日は雪酔いするくらい濃霧で悩まされたが、あとは天候に恵まれ、恵まれた故に後半はやや重い雪質になったが十分楽しめた。3日目に青森からS田氏も日帰り参加して頂き、楽しい山とスキーになった。また宿は、北秋田市の宿泊補助金を利用し、3泊とも半額で泊まることができた。

2/11(木) 風雪 阿仁スキー場〜1308mピーク往復
 午前10時過ぎ阿仁スキー場着、麓は視界良好だったが、ゴンドラ終点駅はガスの中。風雪冷たく、指先が痛い。森吉山外輪山の1308mまでは標高差140mくらいなのだが、視界不良で手探りで進む。頂上往復を目指していたが1308mピークで下山を決意する。でもシールは外せないと決めそのまま下ることにした。

(1-1) 阿仁スキー場 (1-2) ゴンドラ終点駅窓からみえる樹氷

2/11 ルート図

2/12 快晴 阿仁スキー場〜森吉山〜カンバ森(1187.8m)
大印尾根〜ヒバクラ登山口林道〜森吉山荘
  打って変わって晴天。昨日は何もみえなかったが霧氷がとても輝いてみえる。9:50ゴンドラ終点駅から歩きだすと樹氷が朝日に輝いてみえる。10:20、1308mピークで一旦シールを外し、森吉山との間の連瀬沢まで滑り降りる。昨夜降った雪のため快適な滑りだった。広大な森吉山斜面はどこでも滑ることができそうである。今度はここ中心に来ても良いであろう。11:20山頂到着。続々と登山客が登ってくる。鳥海山、八甲田山、岩木山、岩手山、秋田駒ヶ岳などなど360度の展望である。
 ピークから北東の大印尾根に向かって滑る。まずは目標をカンバ森(1187.8m)に定め滑り出す。この頂上からの滑りとカンバ森から大印尾根上部の滑りはものすごく快適であった。カンバ森を巻いて大印尾根に入る12:40。上部はまばらな樹林の滑降で素晴らしかった。しかし標高800m位より尾根は平坦なところも多く、少しルートを間違ったこともあり、ストックで漕いで前に進む。晴れていて暑い。544mピークより尾根の右斜面を滑り、林道にでる15:40。林道を滑り、県道309にでてスキーを外す、16:00であった。そこから宿泊する森吉山荘までは歩いて10分ほどで着く。長く感じた1日であった。

(2-1) ゴンドラ内 メンバー (2-2) ゴンドラより

(2-3) 1308mピークに向けて。樹氷内を進む。

(2-5) 森吉山頂上からの滑り

(2-4) 遠く鳥海山 (2-6) 大印尾根下部 平坦なところが多くなり、
しかも暑い。

(2-7) 終点 (2-8) 森吉山荘の夕食 飲み放題プラン

2/12 ルート図

2/13 快晴 阿仁スキー場〜1308m〜連瀬沢へ滑降〜一ノ腰
〜松倉沢へ滑降〜旧森吉スキー場トップへ登り返し〜旧スキー場滑降
〜テレマーク山荘〜森吉四季美湖(下山:宿の車の迎え)

 朝青森からS田さんが日帰り参加で合流する。山の格好をして、宿の車で阿仁前田駅まで送ってもらう。秋田内陸線に乗り阿仁合駅まで。そこで予約してあったタクシーに乗り阿仁スキー場に向かう。宿を8:00に出発し、スキー場に着いたのは9:30少し過ぎていた。
 10:25ゴンドラ終点より歩きだす。この日も快晴で暑いくらいであった。1308mで連瀬沢に向かって滑る。快適な斜面はアッという間、シールを付けて一ノ腰へ登り返す11:35。一ノ腰鞍部より反対側の松倉沢に滑り込む。再びシールを付けて旧森吉スキー場トップへ上がる12:20。広いスキー場跡だったが、晴天が続いたために雪がかなり重くなっていたので思うようにターンができなかった。スキー場から林道に入りテレマーク山荘に着く13:20。
 ここから除雪された林道を歩く。14:40森吉山荘の車にピックアップしてもらい、宿に戻る。S田さんの車で阿仁スキー場に残置していたM松車を取りにいく。翌日も送迎、電車、タクシーと乗り継いでスキー場に行く予定にしていたのだが、車を持ってきて良かった。

(3-1) 阿仁前田駅 (3-2) 秋田内陸線

(3-3) 今日も大勢の登山客がいる (3-5) 松倉沢

(3-4) 1308mピークから滑り降りてくる。

(3-6) 旧森吉スキー場を望む (3-7) テレマーク山荘(下山)

2/13 ルート図

2/14 明け方地震、東北新幹線が不通。なんとか帰京。

 地震の影響で東北新幹線が不通に。この日の行動は取りやめM車で新潟まで送ってもらうこととした。 なんとか夕方の新幹線に乗ることができ、帰京できた。