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5月連休の乗鞍岳・剣ヶ峰

  開催日 2022年5月6日
参加者 2名(会員1名,元会員1名)
報告者 若木 仁
報告日 2022/05/19

 位ヶ原までバスが運行される4月末以降は、剣ヶ峰迄短時間で上がれ、3000mからダイナミックな滑降ができる珠玉のルート。天候も何とかもってくれて爽快な一日だった。

概要
 前日、野口さんと大黒岳漫遊を楽しみ、彼女が1時半のバスで位ヶ原山荘を発った後は、延々と一人酒盛り。位ヶ原山荘の泊り客はコロナ禍中、最大16人に抑えているが、当夜は私を含め8人。山荘には厳冬期に2度泊まっているが、夕食のメインはいつもの鹿鍋。野菜の煮物、鶏肉のホイル焼きも旨く日本酒がどんどん進む。冬季料金の一泊二食付きネット予約8,500円は価値がある(夏季は同7,500円)。冬は小屋主の六辻(むつじ)さんが時々スキーで麓に下っては食材を担ぎ上げてくる。

(1) 剣ヶ峰直下からのライン

(2) 位ヶ原山荘 (3) 2月の位ヶ原山荘

 当日は、一番バスでポールが上がってきて、9時半に位ヶ原山荘を出発した。前日より遊び人の数が少なく、剣ヶ峰を目指したのは15人程であった。ポールはいきなり2,350mからの快速登高に高山病の症状が現れ苦戦していたが、頂上小屋上の最後の雪田にスキーをデポして12時5分に剣ヶ峰に辿りついた。

(4) ひたすら登る (6) 剣ヶ峰

(5) 頂上小屋を超えて

 たっぷりと1時間休み滑降開始。高天原への尾根筋は雪が消えかかっていたのでその左の斜面にはいる。多くは頂上小屋の下から滑り出していたが、山頂直下のルートに入ったのは5人のみ。腐りかけた新雪の下は固く、一部、青氷が出ていた。写真を撮りながら15分で位ヶ原に辿りつき、後は、陽光を背にツアールートをヒーコラと下った。

(7) 準備完了 (8) 上部

(9) 中間部 (10) 位ヶ原へ

 最後の壁は結構笹が出ていたので、左手前の小沢にはいり、笹藪が鬱陶しくなった時点で板を脱いでカモシカリフトの降り口まで5分程歩いた。木陰となるリフト下の雪は、前日の登りのバスの中から確認した通り中間点まで繋がっていた。その後は、カモシカが草を食むゲレンデを歩いて三本滝駐車場(1,800m)にたどり着いた。

(11) ツアーコース最後の壁下

トラック図 国土地理院地図
登行図(累計高度(+) 729m/(-) 1,278m)