神楽峰・東谷山2023

開催日  2023年2月11日(土)~12日(日)
参加者  12名(のうち会員外2名)
報告者  柏木充
報告日  2023年3月2日

今シーズンは関東地方は底冷えの寒さが続くものの、神楽スキー場周辺では雪が少なく開催が危ぶまれたが、コロナで開催中止が続いた「神楽・東谷山」は、2/11~12までの間12名の参加者を数えて楽しく開催することができました。

前日の2/10にゲレンデで足慣らしをしようと朝早く川崎の自宅を出発して、神戸から夜行バスを使って参加された三宅さんをJR越後湯沢駅でピックアップして神楽スキー場に到着したが、強風により営業を中止していた。しかたなく風の影響が少ない神立スキー場に変更したが、スキー客が集中し40年前の混雑したスキー場を思い出すことになった。  宿に着くと今日到着予定の参加者は全員到着しており、宴会開始。

2/11  薄曇り  7:00に朝食を取り8:00に宿前に集合して宿の車で田代スキー場のゴンドラ乗り場まで全員を送ってもらい、リフト一日券購入後ゴンドラに乗車し苗場の筍山・平標山・明日登る東谷山を眺めるうちに山頂駅に到着した今日は運転していてよかった。ここでスキー装着してゲレンデ内のリフトを乗継ぎ和田小屋下の高速クワットリフトに乗車した。昨日営業していなかったため10~15cmの新雪が積もり大変滑りやすく期待が膨らむ。クワット頂上に行くと運よく第五ロマンスリフトが運転していたので直ちに行列に並び9:44ゲレンデトップに到着した。

木村さんが先頭 –

ここでシールを装着し登山届を提出しビーコンチェック後、木村さんを先頭にバックカントリーに繰り出した。

木村さんのラッセルを辿り中尾根の頭に到着 –

雪は良い。既存のトレースをたどりながら楽をしていたが途中から右へ折れるとラッセルとなり11:10中尾根ノ頭に到着。ここからはノートラックの斜面を思い思いにシュプールを描き下っていくと、大針葉樹林に入り大きな木と木の間をすり抜けて下り、やがて細木の落葉樹林帯にはいり徐々に雪は重くなるが心は軽く開けたところで休憩後、傾斜が緩くなった中尾根の下部を滑り込みゲレンデに合流し和田小屋には12:45に到着した。早く宿の温泉で今日の汗を流したいとの要望を受けてゲレンデ滑りはほどほどにして宿に戻り風呂に入りながら今日の楽しい滑りを思い出す。

中尾根ノ頭上部からリフト頂上駅を見る—

2/12  晴れ  昨日より気温が高く日差が強い。今日は宿でシールを装着しすぐそこからシール登高が始まるため7:00に朝食を取り8:10玄関前で全員がフル装備で記念写真を撮る。東谷山の深いパウダーを期待したうれしそうな写真が撮影で来た。

宿前で朝日を浴びる

辻の登り出しから木村さんを先頭にトレースをたどり暗く急な針葉樹林帯を登る。すぐに暑くなり着替え休憩を取り他のパーティに道を譲りながら8:50二居峠の東屋に到着する。

暗い針葉樹林を登る —

ここからもトレースがあり使わせていただき右側が崖になっている雪庇の根元を確認しながらシールを利かし東電鉄塔をくぐり狭く険しい崖沿いのルートを登り徐々に傾斜が緩やかでブナ等の林の中の東谷山頂上直下標高1570mに11:40到着し滑降準備にかかる。

明るい落葉樹林帯の中の東電鉄塔をくぐる –

雪はパウダーとはいかないが表面の30~60cmは柔らかく底は固い雪のようだ。大きなターンや斜滑降切り替えし、小回りターンと滑り降りるが連続ターンをしているものは少ない。上の雪が重く板の取回しがつらい。標高1000m付近で小休止後。ここから貝掛温泉BSまでの林道を含む部分は前日までのトレースが凍りつき足を取られ転倒するものが多くなり難儀しながら13:30BSに無事全員到着した。宿のおじさんにピックアップしていただき宿に戻り解散となった。東谷山は来年こそはパウダーを期待したい。

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