西丹沢東海自然歩道を歩く

~畔が丸から山中湖へ~

開催日2023年4月21日~22日
参加者2名(会員1名、会員外1名)
報告者平野裕也
報告日2023/04/29

昨年秋に丹沢表尾根から檜洞丸まで歩いて西丹沢ビジターセンターに下ったが、今回は西丹沢ビジターセンターを出発点として畔が丸に登り東海自然歩道を山中湖まで歩く計画だ。あふれるばかりの新緑の海の中、行動を開始した。

写真3トウゴクミツバツツジ

4月21日(金)晴

西丹沢ビジターセンターを10時に出発、「東海自然歩道」のサインに沿って畦が丸に向かう。連休前の平日でもあり、登山者は他にいない。新緑にあふれた気持ちのいい西沢沿いの道は数年前の台風の被害が残っているが道標は頻繁にあり、迷うことはない。本棚沢出合から主稜の支尾根に出て咲き競うカントウミツバツツジやアカヤシオ、マメザクラなどを愛でながら13:00に畦が丸山頂に。ハマウツボらしい寄生植物やワチガイソウとおぼしき珍しい植物、大量に芽生えているブナにも出会い、細かいアップダウンを繰り返しながら16:30に今日の宿泊地の菰釣山避難小屋に到着した。酒宴のあと持参した水で簡単な夕食を摂り就寝。同宿者はなし。

写真1西沢沿いの道
写真2アカヤシオ
写真3トウゴクミツバツツジ
写真4ハマウツボ?
写真5ブナの芽生え
写真6マメザクラ
写真7ミヤマシキミ
写真8ワチガイソウ?
写真9畔が丸
写真10菰釣避難小屋
写真11避難小屋内部

4月22日(土)曇り

夜中目覚めると寒さを感じたが案の定、朝には鼻水が出て風邪気味。6:00にガスに包まれる稜線を菰釣山に100mほど登り、あとは徐々に高度を下げながら大界木山、城ケ尾峠を越え、8時過ぎに山伏峠分岐に到着すると、「ULTRATRAIL MT.FUJI」のジャケットを着た数人の人たちが待機しているのに出会う。聞けば135㎞と70㎞に分かれて2グループでトレイルランを競う大会だそうだ。ここからは続々登ってくるランナーが途切れない道が高指山まで続いた。山中湖を見渡せる高指山から平野に下る東海自然歩道に入ったため平野近くまでは静かな山麓を歩くことができた。11時に平野に着き、石割の湯でバスの時間調整を兼ねて乾杯、昼食でこの山行を締めくくる。表尾根から山中湖迄の長い丹沢山塊主稜線はあと檜洞丸~犬越路間3㎞を残すのみ。さていつ行こうか、など考えながら帰路に着いた。

写真12ULTRA TRAIL MT.FUJIのルートサイン
写真13山中湖が見えた
トラック図

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