針ノ木雪渓とマヤクボ沢

開催日 2025/5/5 
参加者:3名(会員1名、会員外2名)
報告者:野口いづみ

行程:4:30 扇沢(1400m)出発ー大沢小屋ーマヤクボ沢合流点(2220m)ーマヤクボ沢ーアイゼン装着(2420m)ー1130~12:00マヤクボ沢(2220m)ー合流点ー大沢小屋ー14:00扇沢

前夜、扇沢バスターミナルの少し下の無料駐車場に幕営。当朝、朝食をとってターミナルへ。洗面や身支度などして4:30、板を背負って出発。しばらく、車道を進む。一休みして板を履く。ルートは右岸中腹をたどるようになる。右岸斜面のトラバースは左足が高く、右足を低く維持して進むので、なかなか厄介だった。

6:30ころ、左岸に大沢小屋の屋根が見えた。

前方に針ノ木峠に突き上げる大雪渓が見えてくる。その手前、右手にマヤクボ沢が合流しているのがみえる。なかなか立派な沢だ。合流点から針ノ木峠の方に向かった登山者が20mほど滑落したのが見えた。片方のスキー板が外れてぶっ飛び、すぐ私の脇まで流れてきた。幸い、板は私のそばのデブリで停止し、滑落者が取りに降りてきた。

10時頃、合流点に着いたが、まだ斜面が固いので、リーダー判断で30分ほど休んで緩むのを待った。その間、私はシール歩行でストッパーが上がらないビンディングの調整に奮闘していた。マヤクボ沢に入ると次第に傾斜が急になる。2420mほどで、右手の岩場にあがって休憩し、協議する。板をデポして上まで行くか、背負ってトラバース気味に登るか案があったが、まだ200mあるので、結局、今回はここから下ることにする。流さないように慎重に板を履いた。

下りは北アルプスならではの壮大な斜面を一気に滑る。合流点で休んで、後半も緩急ある斜面を一気にすべった。

最後に疎林の中を少し下りすぎて、朝、通過した橋を通り過ぎてしまった。疎林で休んでいると、後からお兄さんが下りてきて、右岸沿いにターミナル近くまで下りるコースもあるとのことだったが、時期的にやや遅く、やばいところもあるかもとのことだった。わが隊は、少し戻って、今朝、歩いた道に入って橋を渡り、14時にターミナルに戻った。帰路の中央道は劇混みだった。

針ノ木雪渓とマヤクボ沢」への2件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です