開催日:2024年7月19日~22日
メンバー:平野裕也、会員外1名
報告者:平野裕也
報告日:7月26日
<概要>
7月19日~22日の間、笹ヶ峰林道登山口から入山。丸山莊で1泊の後、笹ヶ峰ー伊予富士ー瓶ヶ森と歩き、シラサ峠山荘しらさで2泊目、翌日、土小屋ー石鎚山ー天狗岳往復ー石鎚神社中宮成就社を経てロープウェーで下山。寝坊による遅刻や新幹線事故などトラブルはあったが、幸い天候に恵まれ、石鎚山以外は殆ど登山者にも遭わず、静かな山旅を楽しめが、胸丈ほどの笹が道を覆い、ルートを見極めるのには苦労した。
7月19日(金)
昨晩の酒がたたり、目覚めると6時過ぎ。ザックを担いで駅まで小走りすれどタクシーは無し。あきらめて同行者に連絡し次の新幹線に乗るというとんだハプニングの幕開けとなった。1時間遅れて伊予西条駅到着。タクシーで笹ヶ峰登山口に向かう。途中からは悪路で、下ってきた除草作業のブルと一悶着があったが、1時間半ほどで笹ヶ峰登山口到着。比較的整備された登山道を登り、3時間ほどで丸山莊に到着。休業中なので軒先にツエルトを張ったが、調べると避難部屋の鍵が開いていたのでそちらに泊まることにする。
7月20日(土)
長丁場に備えて4時半出発。ジグザグの急登を笹ヶ峰に向かう。小一時間で山頂分岐に到着したが、先が長いので山頂はスキップし、笹をかき分けながら寒風山には7時過ぎに到着、さらに2時間ほど稜線を歩いて伊予富士に着く。ここからはさらに深くなった笹の中に道を探りながら頑張り、ようやく東黒森に到着。さらに進んで自念子の頭を越え神鳴池で左下に並行するUF 林道に出たが、この先も同じ笹薮突破に嫌気がさしたので西黒森はスキップし林道を歩く。2時半過ぎに広々とした山頂の瓶ヶ森に到着、瓶ケ森からは整備された登山道をほぼ稜線通しに子持権現山を越えて出発から12時間以上経った5時近くにUF 林道沿いのシラサ峠に建つ山荘しらさに到着した。ロッジでシャワーを浴び朝露でずぶ濡れの靴やパンツを乾かし、豪華な夕食にありつくことが出来た。
7月21日(日)
石鎚山を目指して7時半に出発。よさこい峠を経て土小屋まで瓶ケ森林道を歩く。土小屋は石鎚山への登山口で車で入れるため多くの登山者でにぎわっており、モンベルの立派なショップもある。よく整備された登山道をたくさんの登山者と一緒に弥山経由11時半過ぎに山頂の石鎚神社に到着。荷物を置いて天狗岳への岩稜を30分ほどかけて往復後、下り鎖場を2か所ほど使って石鎚の岩場も体験、夜明峠を越えてロープウェー乗り場には2時半過ぎに到着し、伊予西条駅までバスを利用。駅からタクシーで歴史の古い湯の谷温泉に泊まる。
7月22日(月)
朝食後、近くの四国六十四番札所前神寺に参拝。なかなか荘厳な雰囲気漂う古刹で、2人のお遍路さんが熱心にお経を唱えている姿に感動を覚える。ニュースで山陽新幹線が名古屋浜松間が不通と知ったが、昼過ぎには復旧とのことで10時過ぎに伊予西条駅からの帰途に就く。名古屋からは在来線で浜松に行けば良いなどと気楽に考えていたが、結果は帰宅まで10時間超!出発時と帰宅時のハプニングに見舞われた旅ではあったが、楽しく充実の四国の山旅となった。