山スキー ワンステップアップ練成会報告

実施日:2025年1月25 (土)& 26(日)
場所:白馬乗鞍温泉スキー場&コルチナスキー場 オン&オフピステ
参加者:7名(会員3名/若木,森田,野口,他4名)
報告者:若木仁
報告日:2025/01/29

ASC山スキー技量評価でC並びにB⁻レベルを対象とした企画であったが、ASC会員以外で山スキー初めての人が二人はいり、内容を初心者向けにした練成会とした。JMSCA関係から助っ人二人を得て、雪模様の好天気の中、新雪滑降、ラッセル登高が楽しめた。成果のほどは各々の胸中に秘めて… ご苦労さま&お疲れさまでした!!

1月25日(土) 天気:晴れ時々曇り、午後3時頃から雪

〇 10時前後、参加者全員が宿舎であるシェルパに集合
〇 11時~12時 宿舎にて以下を学習

<宿舎での学習>

・スキー板の性状、特徴を知る
Flexとは, ロッカー&キャンバーとは、チューニング方法(ソールの修理、エッジのべべリング), etc.
バインディングの構造を知る
ブーツとのマッチング、DIN解放値の設定方法(テックバインディングについては、トーピースとヒールピースの解放構造とヒール部の隙間に重点をおいた)
自身のブーツの特性を知る
滑降重視か、登高重視か、ブーツの足首部分の可動域、Flex値
ポールの使い方を知る
握り方、振り方、重さ、長さ、etc.
Climbing Skin(登高スキン)の特性を知る
グリップ性向が勝るスキン、グライド性向が勝るスキンの差

〇 12時~13時 昼食
〇 13時~16時 白馬乗鞍温泉スキー場若栗ゲレンデ脇の林間にて以下を練習

<登高スキンを付けての登り>

・登行スキンの脱着方法を知る
一般的な脱着法、スキー板をつけたまま外す方法、外したスキンの仕舞い方
・登高スキンを付けての登り方、滑り方を習得する
グライド登高、大きいストライドで踵重心を  心がける、トラックがない固い雪面のトラバース(エッジを効かせず、スキーを斜度にフラットに置く)、ジグの切り方、キックターン2種の習得、滑り降り方、etc.
・クライミングエイヅ(ヒールエイヅ)の使い方を知る
クライミングエイヅを使わずに登れる斜面を会得、クライミングエイヅを一番高い位置にしないで登る
深雪で転倒した時の起き方(ポールの使い方)
・斜面でのスキーの履き方
・ダブルポーリング
・谷開きシュテムターン
・両足加重とは
・エアパンチングによるスキートップの方向付け

登高練習の後、隣接するゲレンデをポジショニングチェック、バウンスィングをしながら直滑降、斜滑降で滑り降り、クラフトビールで乾杯後、不整地を滑って宿舎へ

<友達(スイス人)のロッジで乾杯>
<シェルパでの宴  同宿していた元ASC会員夫妻も参加>

1月26日(日) 天気 午前中雪、午後から回復し晴れ

〇 9時半~16時、白馬乗鞍温泉スキー場里見ゲレンデで足慣らし後、コルチナスキー場へ移動。新雪滑降練習後、リフト2本を乗り継いで板平山へ移動し北面のスキー場管理区域外に入り30cm前後の新雪が溜まったブナ林で以下を実施

・地形を意識しながら極力両足加重で滑降(標高差200m)
・深雪の中でのクライミングスキンの装着
・深雪ラッセル、ジグ切りを交代しながら行う

<エスプレッソ飲んでGo!>
板平山に着いたら青空が…>
<思い思いに滑る>
<私、滑ってるかしら…?>
<ラッセル & ジグ切り練習>
<あぁ、疲れた>

14時半にスキー場に戻りスキー場トップから自由滑降後、白馬乗鞍温泉スキー場に戻り大休憩。16時過ぎに宿舎に戻り解散。

全員雪崩ビーコンを付け、荷物把握の為ショベル、プローブを携行して行動したが、雪崩捜索・救出法は今回の錬成課程に含めなかった。

一部の教程は見せるだけで実践に至らなかったが、参加者各位の日頃の練習、鍛錬を期す。

<ドヤッ>

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