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群馬県境稜線トレイル4

  開催日 2021年10月4日(月)〜5日(火)
参加者 2名(会員1, 会員外1)
報告者 平野裕也
報告日 2021/10/12

 去年から続いた群馬県境山岳トレイル100kmの縦走4回目。残り22km(蓬峠より清水峠、朝日岳、笠ヶ岳、白毛門を経て土合)をようやく完成することができた。幸い2日とも快晴。秋風に吹かれながらの谷川馬蹄形縦走を楽しんだ。

10月4日(月)
 昨夜は白毛門駐車場で21時に同行のHさんと待ち合わせ、テントを張って仮眠。5時45分に出発。明治初めには一ノ倉沢出合付近に宿泊茶屋も数軒あったなどと記した看板を見て歴史を感じながら湯檜曽川に沿う静かな蓬新道(旧清水越新道)を遡る。途中何回か谷川岳からの鉄砲水で道が途切れるがテープがあり迷うことはない。時折木の間越しに谷川岳の岸壁を眺めてJR巡視小屋を過ぎ、武能沢から白樺尾根に取りつく。300mほど登ると3時間半ほどで白樺小屋に到着。あとは1529mの蓬峠までなだらかな登りを続け11時に蓬峠に到着。
 7月はやっとのことで武能岳から下ってきて疲労困憊し、県境トレイルコンプリートを諦め土樽に下った苦い思い出がよみがえるが今日は快調だ。一休みして七ツ小屋山を越え、14時に清水峠避難小屋着。JRの職員が巡視で十数名おられたが、立派な巡視小屋の方に宿泊されるので避難小屋は私たち2人だけ。4時間ほど涼風に吹かれながら宴会が盛り上がる。

(01) 蓬新道一ノ倉沢出合付近 (02) 鉄砲水で遮断されている

(03) 一ノ倉沢と幽ノ沢の岸壁 (04) 旧国道合流点の古い道標

(05) 色づいたナナカマド (06) 蓬峠小屋

(07) 紅葉と大源太山

(08) 清水峠のJR小屋が見えた。
その先に小さな避難小屋も
(09) 宴会

10月5日(火)
 朝日岳の山頂付近はガスに包まれているが、おおむね晴れ。5時45分に出発する。朝日岳山頂までの標高差500mを偽ピークに騙されながら登り、山頂近くに点在する池塘群を越えて8時30分に1945mの山頂到着。谷川岳から一ノ倉岳、茂倉岳、武能岳を経て蓬峠、清水峠へと湾曲する馬蹄形縦走路が一望できる。笠ヶ岳を越え、県境トレイル最終ピークの白毛門には11時半に到着した。山頂からの下りはクサリ場と木の根の乗越に気の抜けない3時間だった。7年前に白毛門沢を登りこの尾根を下ったことがあるが、緊張した記憶は全くなく、年とともにバランス感覚や敏捷性が落ちていることを改めて実感した。

(11) 谷川岳から続く馬蹄形鵜鵜走路 (12) 朝日岳山頂近くの池塘

(13) 笠ヶ岳

(14) 一ノ倉沢、幽ノ沢の岸壁群

(15) 白毛門手前の紅葉 (16) 白毛門山頂

(17) 白毛門からの下り。ちょっと緊張 (18) 群馬県境トレイル100kmを達成!

トラック図 (10/4-5)
国土地理院地図
登行図
累計高度(+) 1,979m (-) 1,965m, 沿面距離 22.2km

群馬県境稜線トレイル全体図

トレイル全貌/100km
国土地理院地図

  • 群馬県境稜線トレイル(1)(鳥居峠〜野反湖 50km)2020/09/30-10/03 P-2017
  • 群馬県境稜線トレイル(2)(平標登山口〜野反湖 32.5km)2020/10/17-19 P-2018
  • 群馬県境稜線トレイル(3) (平標登山口〜蓬峠 31.4km)2021/07/17-19 P-2124
  • 群馬県境稜線トレイル(4) (谷川馬蹄形縦走 22.2km)2021/10/04-05 P-2127(本ページ)